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愛子さまの未来:女性差別撤廃条約が突きつけた日本の課題!自称保守の矛盾、国連勧告の選択的夫婦別姓と皇位継承

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国連勧告の背景:皇位継承と女性差別

サンデー毎日で森暢平が国連の勧告について扱っていましたね。女性差別撤廃委員会から日本の皇位継承について勧告を受けたわけですが1985年に女性差別撤廃条約を日本が国家として同意したわけですね。

そして男女共同参画社会基本法制定などに取り組んできたわけですね。この条約では締約国に対して国内状況を定期的に報告することを求めていたわけですね。

8年前にも国連から皇位継承問題について言及があったと言われていましたが実は2020年3月に女性差別撤廃条約は日本の第9回報告書に向けて質問リストを提示していたようです。

そこには「皇室典範に関し、女性皇族には皇位継承が認められない規定が含まれるが、女性が皇位を継承することを可能とするために取ろうとする手続き詳細を提供されたい」という項目が含まれていたようです。

それで日本政府が翌21年9月に第9回報告書を提出したわけですね。皇室典範についての回答は日本の皇室制度も諸外国の王室制度も、それぞれの国の歴史や伝統を背景に、国民の支持を得て今日に至ると返答したようです。

日本国民は9割が女性天皇を認めているんですけどね。皇室典範が定める皇位継承のあり方は、国家の基本に関わる事項であり女性差別撤廃を目的とする条約の趣旨に照らし、委員会が皇室典範を取り上げることは適当ではないと返答したようですね。

上皇さまが退位されるときの附帯決議で女性宮家についても話し合うと国会議員全てが決めたことなのにいまだにほったらかしている状態の方が適当ではないのではといいたいですね。

そもそもこの年はまさに皇位継承に関する有識者会議が開催されていて女性皇族が結婚後も皇室に残る案が検討されていたわけだからこれは現状改善の一方策だったわけだし国際機関に尋ねられたら少なくとも答えるべきだったのではないかということですね。

女性差別撤廃条約第1条は女性差別を政治的、経済的、社会的、文化的、市民的、その他のいかなる分野における「性に基づく区別、排除、制限」と定義するとあるわけですね。

でも日本では、女性差別の包括的定義がなされないから「いかなる分野」の例外多数が存在していて皇室は例外の一つだということですね。

まぁ皇族は基本的人権がないですからね。皇位に関する区別、排除、制限は差別でないという論理が、国内的には成り立ってしまっているということですね。

ただこれが基本的人権を認めて政治に介入しまくっても問題があるから確かに難しい問題ではあるけども皇室に関することに口を出すなというのはおかしですからね。

むしろ積極的に安定的な皇位継承にかんしては政治介入してほしいですけどね。女子差別撤廃条約は今年10月17日、スイス・ジュネーブの国連欧州本部で、最終見解をまとめるための対日審査会合を開いたわけですね。

23人の研究者、専門家からなる委員会が、さまざまな分野についての質問を投げかける場で答えるのは、内閣府男女共同参画局長、岡田恵子ら代表団約25人ということですね。

それでその国連の場でキューバの法学者から日本は、皇位の宗教的、文化的文脈を強調するが、条約で保障される原則に基き、男女平等実現のため日本政府に皇室典範改正を提案すると発言したわけですね。

そこで内閣官房皇室典範改正準備室副室長の末永氏は女子差別撤廃条約が皇室典範を取り上げるのは適当ではないと反論したわけですね。

まぁここで内閣官房皇室典範改正準備室って言うのがあるのがわかりましたね。そして副室長だから室長を検索すると溝口洋という人物のようですね。

さらに内閣官房参与・皇室制度連絡調整総括官というポジションもあってそこには山崎重孝という人物がいるようです。

まぁチャットGPTとかで経歴を調べると統一教会とかそういう怪しい経歴ではなくてしっかりとその分野に詳しそうな人だろうなという感じの経歴ではありました。

ただ議長であるスペインの教育学者ナルバエス氏は女性差別撤廃委員会には皇位継承の問題を取り上げる権限がないとする日本代表団の回答には同意できないとしたわけですね。

日本だけでなく、そのような差別的な法律があるすべての国に対して同様な質問をしているということですね。私の出身国スペインもその一つだとして自分の国でもそのような提言をしているということですね。

女性差別撤廃委員会は国連が設置している外部専門家からなる組織ですがその組織は2019年8月にスペイン政府に対して、きょうだい内では男子を優先する継承法について、どのような改善策があるのか情報を提供するよう求めたわけですね。

つまり男女に継承権はあるけども男子が優先だったんでしょうね。つまり佳子さまと悠仁さまが両方継承権があっても悠仁さまが優先という継承法だったわけですね。

2023年5月の勧告では男女平等継承を求めたわけですね。ただスペイン政府は王位継承を保留事項としていたため、その撤回を促したわけですね。

だからまだ男子が優先なんでしょうね。スペインで議論が盛り上がらないのは、国王フェリペ6世の子どもが2人とも女性で、次代が王女になることがほぼ確実だからということですね。

まぁ逆にそういう時だからこそ批判も起きないだろうし直系長子優先にすればいいと思うんですけどね。それはそれでなかなか改正されないんですね。

ただ変わらなければ継続して勧告されるわけですね。そして日本に対しては初めて最終報告の段階で皇位継承について勧告されたわけですが政府はジュネーブ代表部を通じて抗議するとともに、典範に関する記述を削除するよう申し入れているわけですね。

その結果、10月29日に公表された「最終見解」には、「皇位継承問題は、委員会の権限の範囲外であるとする締約国(日本)の立場に留意する」という一節が挿入されたようです。

まぁ心に留めておくよってことでこれは納得したわけではなくて女性差別撤廃委員会は、男系男子のみに皇位継承を認めることは条約の目的や趣旨に反すると考えているわけですね。

男女平等を実現した他国の優れた取り組みを参照しながら、皇室典範を改正するよう勧告するとの強い表現が盛り込まれたわけですね。

これはヨーロッパの直系長子を参考にするようにということですね。そして2016年にも草案段階で皇室典範の記述があったわけですね。

この時、日本政府は、事前質問でも審査会合でも皇室典範には触れられていないと指摘し、女性差別撤廃委員会も確かに指摘通り触れていなかったとして記述を削除したわけですね。

ちなみにこの時に日本政府として反論したのが自民党の山谷えり子議員で女性差別撤廃委員会による日本の国柄、伝統に対する無理解だと主張したわけですね。

この時は安倍首相で今回のような事案が二度と発生しないよう、また我が国の歴史や文化について正しい認識を持つよう機会を捉えて働きかけをしていきたいと応じたわけですね。

そしてこの時は日本の正しい姿を戦略的に発信したため削除に成功したという勝ち誇った口ぶりだったようです。でも今回の勧告で、林官房長官は10月30日の記者会見で、事前の申し入れにもかかわらず、皇室典範の記述が残ったことに改めて抗議し、削除を申し入れたと明かしたわけですね。

これは国内向けには強気の発信のようにもおもえるけども当然国際社会からはこういう意見は受け入れられるわけがないということですね。

まぁ日本の皇室典範に関してはそもそも日本側が女性宮家も含めて議論すると言ったのに結局は皇族数の確保案しか出てこなかったわけですね。

国会議員も安倍派閥が減少して男系男子派が猛反対していた選択的夫婦別姓も委員長が立憲民主党の西村議員になったし皇室典範に関しても直系長子にしてくれたら石破首相も支持率あげるでしょうけどね。

まぁ石破茂さんはもう自分では何もできないでしょうね。

夫婦同姓も明治から:伝統主義の裏側

宗教学者で作家の島田裕巳(ひろみ)さんが夫婦同姓と皇位継承の問題を記事にしていましたね。国連の女性差別撤廃委員会(セダウ)が4度目となる民法改正を日本政府に勧告したわけですね。

宗教学者の島田裕巳さんがいうには古来、日本の保守派は夫婦同姓にむしろ反対だったようです。夫婦同姓は、近代社会が生み出した明治期以降の新しい伝統のようです

なんか男系男子と似ている匂いがしますね。国連の日本政府への勧告があり国会の方でも皇位継承ほど大きな反発は起きていないようですからね。

皇位を男系男子に限るとした皇室典範の規定が女性差別にあたるとして、その改正を勧告した国連の女性差別撤廃委員会は、選択的夫婦別姓を可能にするよう民法を改正することも求めていたわけですね。

皇室典範については最終見解として示されたのは今回がはじめてだけど選択的夫婦別姓を可能にするよう民法を改正する勧告は4回目なわけですね。

国内でも、選択的夫婦別姓を求める声は高まっていて経団連でさえ、現在広く行われるようになった旧姓の通称使用はややこしいようですね。

確かに結婚してからも継続して働く人は増えましたからね。それで企業にとっても、ビジネス上のリスクとなり得る事象であり、企業経営の視点からも無視できない重大な課題と今年6月、選択的夫婦別姓制度の早期実現を政府に対して提言しているようです。

まぁ選択的夫婦別姓制度は経団連とか国会議員の選挙の票にも直結するから政府に提言されたらすぐに動いてくれるわけですね。ただ皇位継承は直系長子にして利益をゲットできる票を持っている組織団体がないわけですね。

逆に直系長子に反対する宗教票をたくさんもっている団体はあるわけですね。だから変更できないって感じでしょうね。結局は天皇も選挙の道具としてしか今の政府は見ていないんでしょうね。

世論調査では選択的夫婦別姓制度実現に対して、賛成が反対を上回っていて最近になればなるほど、賛成は増えているということですね。

でもこの制度の導入に反対する声も根強いということですね。夫婦別姓になると、家族の結束が損なわれると主張しているわけですね。

選択的なんですけどね。ただこうした状況が生まれているなかで、それとまったく無関係な立場の人々がごく少数ながらいるということですね。

それが皇族の方々ですね。皇族には、そもそも姓がないわけですね。それは古来、伝統になってきたわけですね。愛子さまの場合は称号は敬宮ですね。

でも姓ではなく称号ですね。そして皇族にはお印があって身の回りの品に用いるシンボルになるけども、愛子さまのお印はゴヨウツヅジということですね。

そして雅子さまは旧姓は小和田雅子と、もともとは姓があったわけですね。でも現在では、姓がなくてお印はハマナスということですね。

そして皇后という立場から称号はないわけですね。ちなみに彬子さまも赤と青のガウン オックスフォード留学記とベストセラーになった書籍で面白い話を紹介しているわけですね。

徹子の部屋でも語っていましたが黒柳徹子さんが銀行に行って口座を開くときとかお困りではと問いかけたところ、彬子さまは姓と名を分けて書かなきゃいけないわけですね。

でも姓がないから空けて書くと、『苗字のところが空いておりますが』と言われて、『私、苗字がないものですから』と答えると、『苗字がない』と固まられてしまったりするということですね。

まぁ銀行員も姓がないというパターンは無いでしょうからね。それにそもそも住民票もないわけですね。皇族の場合、戸籍はなく、住民票もないわけですね。

だから国民健康保険にも入れないということですね。逆にイギリス留学中に日本の省庁から出向し、オックスフォードに留学していた日本人男性に、日本語で「彬子女王です」と名乗ったら「アキコ・ジョー」さんと誤解されたようです。

まぁただ皇族ということはあえて黙っていたようです。確かにサッカー日本代表にも城選手がいましたからね。ありえない名前ではないですね。

そもそもなぜ皇族には姓がないのかということですね。簡単に言えば、それは天皇が姓や苗字を授ける側だからということですね。

一般の国民が、皆、苗字をもつようになったのは、明治4(1871)年に戸籍法が制定されてからということですね。江戸時代には屋号はあったけども苗字はなかったようです。

名前に関してはいろんな名前の人がいますからね。簡単には説明できないようですが時代によっても大きく変わってきて古来、天皇は臣下に対して姓を与える立場にあったということですね。

まぁ部下というか家来の立場に名前を与える立場だったわけですね。皇族がその身分を離れる臣籍降下という場面において、もっとも明確になるわけですね。

昔は側室もあったから皇位継承者がたくさんいて皇位継承をめぐって争いが起こることも予想されたからそれで皇位継承の可能性が低い皇子は出家し、仏門に入ることにもなることが多かったようです。

それともう一つの手段が臣籍降下で皇族の身分を離れてしまうわけですね。その際に、それまでなかった姓を与えられるようになるわけですね。

この臣籍降下した人間に与えられた姓の代表が「源氏」ということですね。これは平安時代の第52代嵯峨天皇(さが)のときからということですね。

その際に源の姓を与えられた者は、嵯峨源氏と呼ばれたようです。逆に、天皇よりも権威のある存在はいないから天皇にも皇族にも姓がないということですね。

ただ彬子さまが結婚したら、戸籍や住民票が取得出来て国民健康保険にも加入できますが、姓については夫のものを名乗るしかないわけですね。

一般の国民なら、夫の姓ではなく、妻の姓を名乗ることもできるから高市早苗議員の夫は高市姓で山本拓が高市拓に替わったわけですね。

でも旧姓が存在しない皇族は選択的夫婦別姓制度の恩恵は決して受けられないということですね。そして今の保守派は、選択的夫婦別姓制度の導入に強く反対しているわけですね。

でも実は、昔の保守派はむしろ夫婦同姓に反対していて、夫婦別姓にこだわっていたようです。そのことは、最近刊行された尾脇秀和さんの『女の氏名誕生』に詳しく書いてあるようです。

この本では、とくに江戸時代以降の女性の氏名の移り変わりについて詳しく述べられていて、随所で興味深い事実が指摘されているようです。

例えば江戸時代後期、女性の名前は、「つる」や「とみ」などほとんどが平仮名2文字だったようです。そして日常の暮らしでは、そこに「お」という字がつけられ、「おつる」や「おとみ」と呼ばれたようです。

でも手紙や証文で名前を記す場合には、ほとんどが「つる」や「とみ」と「お」をつけなかったようです。でも宛名となると「おつる殿」と、敬称の「殿」をつけたうえに、「お」もつけていたようです。

だから「お」が名前の一部なのか、接頭語なのかということですが尾脇氏は、どちらも正解だと述べているようです。

そして明治に時代が変わると、今度は、「お」ではなく、「子」がつけられるようになるということですね。「つる」が「つる子」となったわけですね。

こうした命名の仕方は、明治になると上流階級からはじまり、明治30年ごろには一般の庶民にも急速に広まっていったようです。

ちなみに女性に「子」をつけることは、これも嵯峨天皇がはじめたことで、皇室においては、その伝統が今も受け継がれているということですね。

だから愛子内親王であり、彬子女王ということですね。言われてみれば皇族として生まれた女性皇族は全員子がつきますね。

それとたまたまでしょうけども民間から皇室に嫁いだ女性たちの場合にも、美智子さまや雅子さまや久子さまのように、誰もが「子」がついているということですね。

これは偶然だけどでもあるけどもそもそも名前に子が付く子は半分ぐらいいた時期がありますが昭和の終わりから、「子」はむしろ少数派になったようです。

だから悠仁さまが結婚する相手には子でない可能性があるから初めて皇室に子でない配偶者を迎えるかもしれませんね。

ちなみに江戸時代の武士の家では、男子には必ず苗字があったけども女子だと苗字はなかったようです。それが、明治以降になると、女性も苗字がつくようになるということですね。

でも当初の段階では、そこに相当の混乱が見られたようです。とくに問題になったのが、妻が夫の苗字を名乗るべきなのか、それとも実家の苗字を名乗るべきなのかという点ということですね。

つまり、夫婦同姓か夫婦別姓かが問われたわけですね。なんかかなりややこしい議論で今みたいに姓をどちらかではなくてその時期の夫婦別姓というのは、里見家から大内家に「花」という女性が嫁いだとき、「大内花」とするのか、それとも「大内某妻里見花」とすべきなのかで議論されたようです。

この議論は紛糾して、政府のなかでも意見が分かれたようですね。夫婦同姓に反対したのは、古代の姓のあり方へと戻ることを主張する「復古派」ということですね。

これが保守派だったわけですね。でも今は保守派が夫婦同姓に固執しているわけですね。明治には保守派こそが夫婦別姓にこだわっていたのにということですね。

だから今の保守は明治のリベラル派ってことですね。まぁ全然保守じゃないのに日本保守党と名乗っているところがありますからね。

日本において、いったい何が「保守」なのかということは、必ずしも明確ではないということですね。石破首相も、自民党を保守政党とはとらえていないということですね。

国民政党としてとらえているようです。保守は、何より伝統ということを重んじるけども、伝統がどこまで遡るものであるのかは難しいということですね。

男系男子も明治からですからね。それまでの伝統は無視しろってのが今の自称保守の考えですからね。だから選択的夫婦別姓に反対する保守派は、夫婦同姓が伝統というけどもこれも明治からの伝統ですね。

だから皇位継承とにていますね。皇位継承も過去に女性天皇がいたのに男系男子が伝統であると主張していますからね。

夫婦同姓や男系男子での皇統の継承は明治以降に生まれた、比較的新しい「伝統」ということですね。でも自称保守の意見が大きいから何となく悠仁さままでの流れはゆるがせにしてはいけないんだという人が多いわけですね。

まぁとにかく安倍派閥には消滅してもらって早く皇室典範を改正して直系長子にしてほしいですね。

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