国会で皇室典範改正を巡る議論が再び注目
参議院予算委員会の集中審議では、皇室典範改正を巡り、高市首相と蓮舫議員が皇位継承制度について議論を交わしました。
今回の質疑では、
旧宮家の皇籍復帰
養子制度
女性天皇
愛子内親王への皇位継承
国民世論
など、皇位継承制度の根幹に関わるテーマが取り上げられ、大きな注目を集めています。
蓮舫氏「38親等より1親等ではないか」
蓮舫氏は、政府案で検討されている旧宮家の男系男子を養子として迎える制度について、
「38親等離れた男性に皇位継承資格を認めるのであれば、天皇陛下の直系長子である愛子内親王の方が、国民の理解と支持を得られるのではないか」
と質問しました。
また、憲法が定める「世襲」の考え方に照らしても、直系長子への継承を認める方が自然ではないかとの考えを示しました。
高市首相は「過去の養子事例」を紹介
これに対し高市首相は、
明治時代には皇族間で30親等以上離れた養子縁組の例が存在したことを紹介しました。
【宮内庁に確認しました】
高市総理が持ち出した「かつては32親等離れた養子もあった」という前例。
宮内庁に直接確認したところ、該当するのは「2例」。しかし、調べてみると、どちらも
・「旧皇室典範」制定前の事例で、制定後はこうした養子縁組が廃止された…— つじもと清美 (@tsujimotokiyomi) July 17, 2026
一方で蓮舫氏側は、
その事例は旧皇室典範制定以前
皇位継承とは直接関係がない
宮家の存続を目的としたもの
であり、現在議論されている皇位継承制度とは性質が異なると指摘しました。
養子制度はなぜ廃止されたのか
今回の質疑では、
旧皇室典範で養子制度が禁止された理由も論点になりました。
歴史資料として知られる『皇室典範義解』では、伊藤博文が養子制度を認めない理由として、
皇統に混乱が生じることを防ぐ趣旨を説明しています。
また、過去の有識者会議でも、
養子によって人為的な親子関係が皇位継承へ影響することへの慎重論が示されてきました。
女性天皇を巡る世論
蓮舫氏は、
女性天皇を容認する世論調査が多数存在することにも言及しました。
近年の各種世論調査では、
女性天皇容認に賛成する回答が多数を占める傾向が続いています。
その上で、
愛子内親王への皇位継承についても国民の理解が広がっているとして、
政府はこうした世論をどう受け止めるのかと質問しました。
一方、高市首相は、
政府としては衆参両院の取りまとめを踏まえて制度設計を進めているとの立場を説明しました。
麻生太郎氏を巡る利益相反の議論
質疑では、
麻生太郎氏が皇室制度に関する議論へ関与したことについても質問が行われました。
蓮舫氏は、
親族が制度の対象となる可能性がある場合には、
利益相反への配慮が必要ではないかと問題提起しました。
これに対し高市首相は、
国会で適切な手続きを経て議論が進められたとの認識を示しました。
なお、この点については様々な意見があり、制度設計の透明性を求める声もあります。
国会審議時間にも議論
今回の質疑では、
皇室典範改正に関する国会審議時間についても議論となりました。
野党側は、
国家の根幹に関わる制度である以上、
より長時間かつ専門家を交えた議論が必要ではないかと主張しました。
政府側は、
これまでの国会での取りまとめを踏まえた制度設計を進めているとの説明を繰り返しています。
ネット上でも賛否が拡大
今回の質疑はSNSやニュースサイトでも大きな話題となりました。
ネット上では、
蓮舫氏の質問を評価する声
高市首相の説明を支持する声
女性天皇を支持する意見
男系維持を重視する意見
など、さまざまな立場から議論が交わされています。
皇室制度は日本の根幹に関わるテーマであることから、今後も国会や世論で活発な議論が続くとみられます。
まとめ
今回の国会質疑では、
養子制度、女性天皇、旧宮家の皇籍復帰、利益相反、国民世論など、多くの論点が取り上げられました。
一方で、皇室制度は憲法や歴史、伝統、国民の理解など様々な要素が関係する極めて重要なテーマです。
今後も国会での議論や専門家の見解、世論調査などを踏まえながら、制度のあり方について慎重な議論が続いていくことが予想されます。

コメント