筑附の同級生が語る“紙飛行機とトランプタワー”は本当なのか?
この記事は「現代ビジネス」が報じた“悠仁さま売れ”という主張の妥当性を批判的に検証する内容。
伊藤忠商事の業績好調を「悠仁さまがデサントを愛用したから」と結びつける記事に対し、実際の要因は販売戦略の転換だと指摘。
https://youtu.be/ddCY1pWs_6I
検索需要・広告効果の実態も示し、皇族の影響力を誇張した記事構造を批判している。
さらに悠仁さまの学校生活、服装選び、過去報道の不自然さなど、多角的な視点から記事の矛盾を整理している。
第1章 “悠仁さま売れ”報道の登場
現代ビジネスが佳子さまに続き“悠仁さま売れ”を扱った。
伊藤忠商事の中間決算が好調で、その背景にデサントがあると報じた。
記事はその好調を悠仁さまの影響と結びつける。
しかし、その因果関係には根拠が乏しい。
皇族報道によく見られる“持ち上げ記事”の構図が再来した形。
これが今回の議論の発端となる。
第2章 伊藤忠商事とデサントの業績
伊藤忠は2024年にデサントを完全子会社化した。
繊維セグメントが特に伸び、記事はこれを「悠仁さま効果」とした。
前年同期比で売上は微減だが利益は増加。
これは通常、販売戦略変更の結果で説明できる。
卸依存から直営店・EC重視への転換が利益率を改善した。
したがって“皇族効果”と結びつける必然性は乏しい。
第3章 売上減・利益増の本当の理由
大量卸を減らし直営比率を高めると利益率は自然に上がる。
マックスバリュからイオン直営に売場を寄せるような構図と同じ。
直営は値引きが少なく粗利が高い。
そのため売上は減るが利益が増える状況が生まれる。
デサントの数字もこの典型例で説明できる。
皇族利用の解釈は“無理筋”と言える。
第4章 検索キーワードと“需要”の実態
検索候補は一定の検索数がないと表示されない。
悠仁さま+「施設」などは最近増えたため候補化した。
しかし「デサント」は入力しても候補に出ない。
つまり一般の検索需要は極めて低い。
炎上で一時的に上がれば一時候補化はあり得る。
だがそれはブランド需要ではない。
第5章 皇族とブランド露出の関係
皇族はロゴが大きく目立つ服を避ける暗黙ルールがある。
国産かどうかより“無地・控えめ”が基準になる。
悠仁さまはロゴが見えるデサントを着用している。
これ自体が伝統的な皇族像とずれている。
ブランド露出=広告効果と見るのは早計。
そもそも国民の多くがブランド名を知らない。
第6章 フィールドワーク説の不自然さ
皇室ジャーナリストは「フィールドワーク向け」と説明。
しかし水沢ダウンは重量があり本格アウトドア向きではない。
動きやすさより保温+耐水に特化したタウン向け製品である。
本当に野外研究向きならモンベルが定番となる。
したがって“研究のための選択”説は成立しない。
理由付けが後付けである印象が強い。
第7章 大谷翔平との比較の無理
記事は広告塔として大谷選手と比較した。
だが過去のデサント業績は大谷効果でも伸びていない。
悠仁殿下オシャレすぎ😚
パーカーの紐を片方だけ伸ばしきるスタイル
時代を先取りですね
大谷翔平選手で大赤字だったデサントを黒字へ
悠仁さま効果は絶大です
現代ビジネスは国産ブランドは皇族の暗黙のルール
女性セブンは海外ブランドで素晴らしい
統一した方が…https://t.co/cTudSxnIAL pic.twitter.com/VzruZ06oAW
— あきらっちスカッと皇室 (@seijisenmon) November 10, 2025
むしろ赤字期が続いていた時期も重なる。
悠仁さまが紹介された時期と大谷契約期間も被っていた。
比較構造自体が根拠薄で強引。
“皇族>大谷”という論調が不自然さを一層増す。
第8章 皇族の影響力と現実
愛子さまは各地で多くの人が集まる強い影響力を持つ。
一方、悠仁さま成年式は100人規模で報道された。
知名度・好感度・関心度には大きな差がある。
ブランドへの波及効果を想定する根拠は乏しい。
皇族全体の影響力を同列扱いできない。
記事はこの点の切り分けをしていない。
第9章 着こなしとブランドイメージ
オシャレな人が着れば高級ブランドは映える。
しかし着る人の印象で服の価値は変わる。
記事は“着た=ブランド向上”の単純化をしている。
実際の写真ではデサントが特別映えて見える状況ではない。
これを広告効果とするのは過大評価である。
論理の説得力が欠けている。
第10章 筑波大附属と“施設”報道の齟齬
テレビ東京は「筑波大学の施設」と表現した。
附属高校なら“附属高校”と呼ぶのが自然。
別施設の可能性や誤解を生みやすい表現となった。
中学・高校の通学実態への疑念もここから強まった。
研究所との関連も整合性が曖昧。
報道の積み重ねが不信を助長している。
第11章 NHK番組の“同級生エピソード”
番組では紙飛行機・トランプタワーで遊んだと紹介。
高校生にしては幼い遊び内容で違和感がある。
施設の子供との交流と考えると自然に見える。
悠仁さまのデサント憧れた高校生いるかな?
まだ無表情と言われていた時期だね
大谷翔平で赤字から悠仁殿下着用効果でV字回復
高校の休み時間は紙飛行とトランプタワー
高校の同級生なのだろうか?
筑波大学の施設の子供を接待と考えると納得
ひいくんやひいちゃんと呼びそう
ありがとうテレ東 pic.twitter.com/9yNq3tYnJe
— あきらっちスカッと皇室 (@seijisenmon) November 12, 2025
呼称が「ひいちゃん」「ひいくん」と幼児的。
親密というより“お世話係”の関係に近い印象。
語彙や会話内容の幼さとも整合する。
第12章 文化祭・誕生日エピソードの不自然さ
文化祭と誕生日が別日にも関わらず同一扱いで紹介。
とんがり帽子やケーキなど“幼児的演出”が目立つ。
火器使用は学校規則に反する可能性がある。
迎える側が“子供用接待”として扱ったように見える。
友人関係より“ゲスト対応”の雰囲気を感じる。
番組構成の違和感が残る部分。
第13章 ご学友と本当の関係性
本当に毎日学ぶ同級生なら呼び方は自然に変わる。
「親友の1人としか思えない」という不自然な言い回し。
距離感を保ちつつ礼儀的に持ち上げる表現に近い。
踏まれたエピソードの語り方も一般高校生らしくない。
日常というより“交流イベント”の香りが強い。
報道と実態の乖離を示す例となる。
第14章 皇族報道の“演出構造”
秋篠宮家は象徴的演出を好む傾向がある。
行事で花束を受け取るなど立場が逆転する演出も多い。
今回の番組・記事構成にも同じ構造が見られる。
“持ち上げて魅力を作る”手法が繰り返されている。
しかし過剰演出は逆効果となり炎上を招きやすい。
現代の情報環境では特にリスクが大きい。
第15章 “偏差値の低い記事”が生む問題
記事は根拠薄のストーリーを積み重ねて結論へ導いている。
実際の業績要因や一般認知との乖離が大きい。
大谷翔平との比較や広告効果の誇張も過度。
結果として読者の反発や不信を強めるだけになる。
皇族への誤った印象作りも避けられない。
事実と論理に基づいた分析こそ重要である。

コメント