皇室典範改正をめぐる議論が再び注目を集めている。
ノーボーダーニュースに出演した野田佳彦元首相と皇室研究家・高森明勅氏は、現在進められている皇位継承問題の議論について厳しい見解を示した。特に話題となったのが、「旧宮家の男系男子養子案」と「女性宮家・女性天皇問題」、そして竹田恒泰氏をめぐる指摘である。
さらに番組内では、安倍晋三元首相から聞いたという衝撃的な証言まで飛び出した。
いったい何が語られたのか。
皇室典範改正はなぜ始まったのか
そもそも現在の皇室典範改正議論は、上皇陛下の退位に伴う特例法成立時の付帯決議が出発点とされる。
当時の国会では、
* 安定的な皇位継承
* 女性宮家の創設
について検討することが求められた。
しかし高森氏は、「本来のテーマである安定的な皇位継承の議論が置き去りにされている」と指摘する。
本来であれば安定的な皇位継承を議論するなら、
* 女性天皇
* 女系天皇
を含めて検討する必要がある。
ところが現在の議論は女性天皇そのものを避け、女性宮家や旧宮家養子案へと焦点が移っているというのである。
野田元首相「愛子天皇待望論は高い」
番組では愛子さまについても議論が及んだ。
野田元首相は、国民の間で愛子天皇待望論が高まっているとの認識を示した。
現在の議論では女性天皇そのものはテーマになっていない。
しかし女性皇族が結婚後に皇室を離れる制度のままでは、将来的に女性天皇を議論する土台そのものが失われる可能性がある。
そのため、
「まず女性皇族が結婚後も皇室に残れる制度を整備し、そのうえで将来の選択肢を閉ざさないことが重要だ」
という考え方が示された。
上皇陛下が心配していたのは何だったのか
高森氏によれば、女性宮家の議論はもともと上皇陛下の問題意識から始まったという。
小泉政権時代には女性天皇・女系天皇の検討が進められていた。
しかし悠仁さまの誕生後、政治の世界では議論が急速に下火になった。
それでも上皇陛下は将来の皇位継承に強い危機感を持ち続けていたとされる。
その結果、野田政権時代に女性宮家創設の検討が始まったという説明がなされた。
「国民の理解」という天皇陛下のお言葉の意味
番組では天皇陛下の発言についても独自の解釈が示された。
高森氏は、陛下が会見などで語られた「国民の理解」という言葉について、旧宮家養子案を念頭に置いた可能性があると指摘した。
2005年の有識者会議では養子案について、
「国民の理解が得られない」
との見解が示された経緯がある。
そのため高森氏は、陛下の発言が養子問題への間接的なメッセージだった可能性があると分析している。
ただしこれはあくまで番組出演者による見解であり、宮内庁や皇室が公式にそのような解釈を示しているわけではない。
旧宮家養子案の現実性に疑問
現在、自民党などが進める旧宮家男系男子の養子案についても厳しい指摘が相次いだ。
番組では、
* 対象者が極めて少ない
* 本人の意思確認が必要
* 養親側の事情もある
などの問題点が挙げられた。
さらに、
「実際に皇室復帰を希望する人物がいるのか」
という根本的な疑問も提示された。
野田元首相が明かした安倍元首相の証言
番組で最も注目を集めたのがこの部分だろう。
野田元首相は、安倍晋三元首相とのやり取りを紹介した。
その中で安倍氏は、
皇族問題、旧宮家はいなかった!
NoBorderニュースの独占スクープです!!昨日の皇位継承報道にて、旧宮家養子案をめぐり安倍元総理が生前、野田元総理との対話の中で
「旧宮家はいない」
との趣旨の発言をしていたことが、野田元総理の口から初めて明かされました。… pic.twitter.com/LRvBfER5JC
— ウスイ | REAL VALUE CLUB🍀🪼 (@harukausui0708) June 23, 2026
「旧宮家の復帰希望者はいない」
という趣旨の説明をしていたという。
野田氏によれば、週刊誌報道なども踏まえて候補者の存在を確認したが、具体的な名前は出てこなかったという。
もし事実であれば、旧宮家養子案が長年進展しなかった理由の一つとして注目される発言と言える。
竹田恒泰氏は養子対象なのか
今回特に話題となったのが竹田恒泰氏をめぐる指摘である。
番組では、
「竹田氏自身は養子対象には含まれない」
との見解が示された。
例外中の例外で大麻で逮捕された人も離婚したら対象
息子も対象
さらに例外で天皇陛下を無視し実現できる?
ただし竹田恒泰は父親が皇籍離脱後に産んだ子供なので一般人の子だから旧宮家対象外
国民の理解は無視?
皇室典範改正、要綱了承 男系男子養子は例外規定https://t.co/siDlMGdK5u
— あきらっちスカッと皇室 (@seijisenmon) June 24, 2026
その理由として、
* 竹田氏の父親は皇籍離脱後に生まれている
* 現在政府が想定する対象範囲に含まれない
という説明がなされた。
また高森氏は、竹田氏が過去の著作で「旧宮家は皇統に属さない男系男子」と記していたことにも言及した。
一方で政府側は養子候補について「皇統に属する男系男子」と説明しており、この点の整合性も論点として浮上している。
高市早苗首相への厳しい批判も
番組では高市首相に対する批判も展開された。
高森氏は過去に高市氏へ皇室問題について説明した経験があるとしながらも、
「皇室問題への関心は高くないのではないか」
との見方を示した。
さらに皇室制度に関する理解や有識者会議報告書の読み込みについても疑問を呈している。
ただし、これらはあくまで番組出演者の評価であり、高市首相本人がそのような認識を認めているわけではない。
最大の誤解とは何か
今回の議論で浮かび上がった最大の論点は、
「旧宮家養子案だけで安定的な皇位継承は実現できるのか」
という点だろう。
野田元首相や高森氏は、
* 女性天皇
* 女性皇族の身分保持
* 将来の女系天皇議論
を排除したままでは、本来の課題解決にならないと主張する。
一方で保守派は男系継承維持を重視しており、議論は依然として平行線をたどっている。
今後の焦点
皇室典範改正をめぐる議論は今後さらに活発化する可能性が高い。
焦点となるのは、
* 女性皇族の結婚後の身分
* 女性天皇議論の扱い
* 旧宮家養子案の実現可能性
* 皇位継承の安定化策
である。
今回の野田元首相と高森氏の発言は、単なる制度論ではなく、「本来議論すべきテーマから離れていないか」という問題提起として大きな注目を集めそうだ。
皇室制度の将来を左右する議論だけに、今後も国民的な関心が高まりそうである。

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