美智子さまの屈辱…“上皇后”という称号に隠された国家ぐるみの嫌がらせ？
この記事は、皇室ジャーナリスト中原鼎氏の見解を紹介しながら、
「上皇后」という称号の由来とその不吉な意味を指摘するものです。
また、三笠宮家・信子さま・彬子さまに関する宮号の扱いの違和感、
さらに宮内庁の制度や言葉遣いの乱れを批判的に論じています。
第1章 新たな宮家誕生と報道の違和感
信子さまと彬子さまの宮家誕生が報じられ、彬子さまが三笠宮家を継承。
信子さまは「三笠宮寛仁親王妃家」として独立した生計を営むことに。
しかし本来、宮号は当主に与えられるものであり、妃が冠するのは異例。
中原氏はその点に強い違和感を覚えたと指摘。
宮内庁は慣例上問題ないと説明したが、納得しがたいとの見方もある。
この出発点から、皇室制度の言葉の曖昧さが浮き彫りになる。
第2章 宮号と慣例の複雑さ
宮号を持つ妃やその直系子孫も名乗れると宮内庁は主張。
しかし寛仁親王は本来宮号を持たず、「三笠宮ではない」と述べていた。
そのため「三笠宮寛仁親王妃家」は矛盾をはらむ名称となった。
宮号の意味や継承のルールが明確でないことが問題。
形式が重んじられすぎ、中身の一貫性が失われている。
この点に、宮内庁の制度的混乱が表れていると記事は示唆する。
第3章 宮内庁の都合とネーミング
宮号問題は宮内庁の「管理のしやすさ」が背景にあると中原氏。
ホームページ上での統一感や儀式の簡略化を重視した可能性も。
制度の整合性よりも事務処理を優先したとの批判がある。
信子さまの立場を「追放ではない」と見せたい意図も推測される。
つまり政治的・感情的な配慮が名前選定に影響した。
宮内庁の形式主義が皇室の尊厳を損ねていると論じられる。
第4章 上皇職・皇嗣職という新用語の問題
平成から令和への移行で新しい官職名が生まれた。
上皇を支える「上皇職」、皇嗣家を支える「皇嗣職」である。
しかし従来の「東宮職」と比べると歴史的な整合性がない。
「東宮」は皇太子の御所を意味し、個人を名指ししない言葉。
これに対し「上皇職」「皇嗣職」は人を直接指してしまう。
結果として、伝統的な言葉体系が崩れてしまったと批判される。
第5章 東宮職の由来と意味
「東宮」とは古代中国で皇太子の宮殿が東にあったことに由来。
日本でも貴人を名指しせず、住まいをもって表す慣習があった。
「院政」の「院」も上皇の居所を指す言葉である。
つまり「東宮職」は人ではなく建物に仕える者という意味。
これにより、間接的な敬意と格式が保たれてきた。
言葉の使い方には長い伝統的意義があったことがわかる。
第6章 上皇職・皇嗣職の歴史的断絶
この観点から「上皇職」「皇嗣職」は人名指しの違和感を生む。
歴史的統一性が失われ、伝統的な敬語体系が崩壊した。
本来は「院宮職」とすべきという案も有識者会議で出ていた。
しかし採用されず、現行の名称が定着してしまった。
単なる言葉の違いが皇室の威厳に影響するという指摘。
形式の軽視が、文化的断絶を象徴していると中原氏は語る。
第7章 上皇后という称号の誕生
最大の問題は「上皇后」という新称号である。
先例では「皇太后」が適切だったが「未亡人の響き」を嫌われた。
そのため美智子さまの意向もあり、新たに創作された。
日本史上初の称号だが、中国史では不吉な例がある。
『プレジデントオンライン』様から新しい拙文が公開されました。中国の例があまりに不吉すぎるのに採用されてしまった「上皇后」など、令和の皇室用語に対する違和感を述べています。https://t.co/eWDhMmWLz6
— 中原 鼎（皇室・王室ライター） (@NAKAHARA_Kanae) October 24, 2025
前趙という王朝で用いられ、悲劇的な経緯をたどった。
この称号の採用が「最低に不吉」と言われる理由である。
第8章 中国・前趙王朝の上皇后
前趙の皇帝・劉聡は3人の皇后を同時に立てた。
そのうちの一人、靳月光が「上皇后」と呼ばれた。
彼女は不倫の発覚により自害したとされる。
つまり「上皇后」は不倫と死の象徴的称号となった。
この故事を知れば日本での採用は極めて不吉に映る。
歴史を学ばぬ不見識な行為だと記事は断じる。
第9章 称号が持つ象徴的意味
「上皇后」は本来、皇后より上に見える語感を持つ。
だが実際には中国では不義と混乱の象徴だった。
宮内庁はこれを知らずに採用した可能性が高い。
中原氏は「不学の徒による犯罪的行為」とまで批判。
称号ひとつに皇室の精神性と品格が現れるという教訓。
安易な命名が文化破壊を招くと警鐘を鳴らしている。
第10章 美智子さまと称号の皮肉
美智子さま自身が「生前退位」という言葉に違和感を持っていた。
だがご自身が「上皇后」という不吉な称号を受けた。
歴史的意味を知らずに選ばれた可能性もある。
結果として、ご自身の尊厳を損なう皮肉な運命に。
「上皇后」という言葉が象徴する悲劇性が強調される。
国家ぐるみの無知による屈辱と受け取られている。
第11章 宮内庁と政治の責任
称号選定には宮内庁だけでなく政治家の責任もある。
有識者会議や安倍内閣、国会議員らも関与した。
中原氏は「不学の徒」による制度的犯罪と糾弾。
伝統軽視が国体の根幹を揺るがすと主張している。
形式ばかりの改革が本質を見誤らせた例である。
令和の皇室語が見直されるべきだと結論づけている。
第12章 言葉と国家の秩序
孔子の「名の乱れは国の乱れ」という教えが引用される。
言葉の選び方が制度や精神をも乱すという警句である。
「上皇后」はその典型であり、国家の象徴を貶める。
名を正さねば政治も乱れるという思想的背景がある。
称号は単なる名前ではなく、文化的秩序そのもの。
皇室用語の再検討が不可欠だと訴えられている。
第13章 イギリス制度との比較
入江侍従長は形式主義を批判し、イギリスを引き合いに出す。
イギリスでは古い官職名を保ちつつ運用を柔軟に変えてきた。
名前を変えずとも中身を変えればよいという発想である。
日本は逆に名前ばかり変えて本質が変わらない。
見た目の改革に終始する「言葉遊び」だと皮肉る。
伝統と実用の調和こそ真の改革だと説かれている。
第14章 女性天皇と政治的背景
記事は女性天皇問題にも言及している。
高市早苗氏が女性天皇賛成なのに愛子さまに反対な矛盾を指摘。
背後に統一教会など政治的思惑があるのではと疑問を呈す。
男女平等の時代に制度的歪みを残す日本の遅れを批判。
国連からも女性継承を求める声があることに触れる。
皇室問題を政治利用する危険性を警告する内容となっている。
第15章 まとめと象徴的意味
「上皇后」という称号は、伝統の断絶と文化的無理解の象徴。
宮内庁や政府の形式主義、政治的配慮の産物とみられる。
美智子さまにとっても皮肉で屈辱的な結果になった。
歴史の教訓を軽んじたことで不吉な名が蘇ったとする。
中原鼎氏は、言葉を正すことが国家再生の第一歩と強調。
名を正せば、皇室も再び尊厳を取り戻せると結んでいる。
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