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高市首相が皇室典範改正で報ステも猛批判 百地章氏の「養子」発言にネット騒然 麻生太郎氏と維新の駆け引き、継体天皇をめぐる歴史学者の指摘とは

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皇室典範改正をめぐる議論が、国会だけでなくテレビや新聞各社の報道を通じても大きな注目を集めています。

与野党協議の舞台裏では、麻生太郎氏による維新の会への説得や、養子制度をめぐる対立が明らかになりました。一方で、テレビ朝日系「報道ステーション」や「ワイド!スクランブル」でも皇室典範改正が特集され、男系男子継承や養子案をめぐる発言がネット上で大きな議論となっています。

さらに、歴史学者による「万世一系」「男系男子継承」をめぐる実証史学の見解も改めて注目されており、政治論だけではなく歴史学の視点からも議論が広がっています。

この記事では、今回何が起きたのか、なぜここまで話題になっているのか、そして今後の皇室典範改正はどうなるのかを整理します。

麻生太郎氏が維新を説得 皇室典範改正をめぐる舞台裏

毎日新聞では、皇室典範改正をめぐる与野党協議の舞台裏が詳しく報じられました。

焦点となっているのは、

* 女性皇族が結婚後も皇族の身分を維持する制度
* 旧宮家の男系男子を養子として皇族に迎える制度

の2点です。

特に維新の会は、養子制度そのものよりも「15歳以上」という年齢制限に強く反発。

「年齢制限を撤廃しなければ合意できない」と主張し、一度は与党側との合意を拒否しました。

しかし、その後、麻生太郎氏が維新幹部と直接会談し、最終的には協議を前に進める方向となったと報じられています。

一方で、国会では定数削減法案や副首都構想関連法案よりも皇室典範改正を優先する動きも見られ、維新側は「他の重要法案も前に進めること」を求めるなど、与党との駆け引きが続いています。

報道ステーションも皇室典範改正を特集

テレビ朝日系「報道ステーション」でも皇室典範改正が取り上げられました。

番組では、高市首相がインド訪問前に

> 「国会から出席を求められれば誠実に答えていく」

と発言したことも紹介されました。

この発言については、野党側が国会対応を批判していることもあり、SNSでは賛否両論が広がっています。

また、政府案の条文化の過程で「養子の子の皇位継承資格」に関する内容が盛り込まれたことについても解説され、当初の協議内容との違いを指摘する声も出ています。

さらに、政府関係者からは

「男系男子にこだわることで世論の反発を招く可能性がある」

との見方も紹介されており、政権運営への影響を懸念する声もあるようです。

百地章氏の「3つか4つの養子」発言が波紋

テレビ朝日系「ワイド!スクランブル」では、憲法学者の百地章氏と河西秀哉教授らが皇室典範改正について議論しました。

百地氏は男系男子維持の立場から、

「3つとか4つの養子を確保しておけばいい」


という趣旨の発言を行いました。

番組テロップでは「3人とか4人」と修正されていましたが、音声では「3つ、4つ」と発言していたことがネット上でも話題となりました。

SNSでは

* 人権への配慮に欠けるのではないか
* 人を制度の部品のように扱っているように聞こえる
* 皇室制度の議論として適切なのか

といった批判的な意見が相次いでいます。

また、百地氏が「女性天皇は中継ぎ」という趣旨の説明をした場面では、河西秀哉教授が

「女性天皇を単なる中継ぎとする考え方は、現在の歴史学では支持されていない」

と説明し、歴史研究の立場を紹介しました。

歴史学者が「万世一系は実証できない」と説明

今回、毎日新聞では古代史研究者である国立歴史民俗博物館名誉教授・仁藤敦史氏へのインタビューも掲載されました。

ポイントは

「万世一系を否定している」のではなく

**「実証史学では証明できない」**

という点です。


実証史学では、

* 神武天皇の実在は確認されていない
* 『古事記』『日本書紀』は8世紀に編纂された史料
* 初代から現在までの系譜を史料だけで証明することはできない

という立場が一般的とされています。

つまり、

「万世一系ではない」

と断定しているのではなく、

「歴史学として証明可能な範囲には限界がある」

という説明です。

伝統や信仰として語られる内容と、歴史学で確認できる事実は区別して考えるべきだというのが、仁藤氏の主張です。

継体天皇をめぐる歴史学の見方

今回のインタビューで特に注目されたのが、継体天皇に関する説明です。

継体天皇は武烈天皇の崩御後に即位しましたが、大和政権の中心へ入るまで約20年を要したとされています。

この20年間について歴史学では複数の見方があります。

日本書紀どおりの穏やかな継承説

『日本書紀』の記述に沿って、応神天皇の男系子孫として迎えられ、慎重に都を移しながら大和へ入ったとする説です。

大和勢力との対立説

現在、有力視される説の一つです。

継体天皇は河内・近江・越前などの支持勢力を固めながら勢力を拡大し、約20年かけて大和王権を掌握したという見方です。

王朝交替説

武烈天皇までの王統が途絶え、継体天皇が新しい王朝を築いたという仮説です。

ただし、決定的な証拠はなく、あくまで学説の一つとされています。

仁藤氏は、継体天皇が男系ではなかったと断定しているわけではありません。

重要なのは、

* 系図を裏付ける同時代史料が存在しないこと
* 約20年間という特殊な政治状況があったこと

から、

「男系継承が一度も疑問なく続いてきたと歴史学として断定することはできない」

という点を説明しているのです。

女性天皇・女系天皇をめぐる議論も続く

歴史学では、古代から現在と同じ男系男子限定ルールだったとは考えられていません。

実際、

* 女性天皇は8人10代存在した
* 奈良時代には女帝の子にも皇位継承資格が認められていた時期があった

とされています。

そのため、現在の制度をどうするかは政治判断ですが、その根拠として

「歴史上一度も例外なく男系男子だけだった」

と説明することについては、実証史学とは一致しないという指摘がなされています。

新聞各社の論調にも変化

最近では新聞各社も皇室典範改正について相次いで社説を掲載しています。

読売新聞、朝日新聞、日本経済新聞、毎日新聞など全国紙でも、それぞれ制度設計や議論の進め方に対して問題提起が続いています。

こうした報道の広がりもあり、皇室典範改正は単なる国会内の調整ではなく、国民的な議論として注目されるテーマとなっています。

今後の焦点

現在は皇室典範改正が国会の重要テーマとなる一方で、維新の会との協議や他法案との調整も続いています。

また、テレビ報道や新聞報道を通じて制度の詳細が広く知られるようになったことで、世論の動向も今後の議論に大きく影響する可能性があります。

一方で、男系男子継承や養子制度、女性天皇・女系天皇の是非については、それぞれ異なる立場から活発な議論が続いており、今後も政治・歴史・制度設計の各側面から議論が深まっていくことが予想されます。

皇室典範改正は、日本の皇位継承制度の将来に関わる重要なテーマであり、国会でどのような結論が導かれるのか、引き続き注目されます。

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