**佳子さまが聴覚障害のある子どもを育てた家族をたたえる会に、2025年と2026年は出席されていない。
**「麻生太郎氏と対立し、手話公務を拒否したのか」という見方まで出ているが、欠席の理由は確認されていない。一方、秋篠宮さまと悠仁さまの岩手訪問は、宮内庁によるとお二人の意向による私的な訪問だった。話題になった二つの疑問を、会見記録と訪問日程から整理する。
佳子さまはなぜ「手話の会」を欠席したのか
話題の行事は「聴覚障害児を育てたお母さんや家族をたたえる会」。紀子さまが長く出席され、佳子さまも2020年には単独で参加し、手話であいさつされた。コロナ禍を経て2023年、2024年にも出席されたが、『週刊文春』は2025年と2026年の欠席を報じている。
文春は、主催団体の会長である山東昭子氏と、理事の今井絵理子氏が麻生派に所属していることから、麻生太郎氏の存在を背景として指摘する政府関係者の見方を紹介した。ただし、**佳子さまが麻生氏への抗議を理由に欠席を決めた、という証言や発表は示されていない**。文春の取材に対し、山東氏は政治的な色を避けたためではないとの見方を述べている。「麻生氏と対決」「手話公務を拒否」と断定するのは、現時点では行き過ぎだ。
実際、佳子さまの手話や障害者支援に関わる活動全体が止まったわけではない。宮内庁の日程には、2026年8月の「全国高校生の手話によるスピーチコンテスト」出席が記されている。論点は「手話公務をやめたか」ではなく、**この行事への出席が途絶えた理由は何か**にある。
秋篠宮さまの発言は、女性天皇への支持表明?
背景として注目されるのが、8月13日の秋篠宮ご夫妻の記者会見だ。秋篠宮さまは女性皇族の役割について、務めを果たすうえで女性と男性を区別しない考えを示された。また、皇室典範改正について思うところはあるとしつつ、制度に関わるため具体的な発言は控えられた。
この発言を、秋篠宮家が女性天皇や女系天皇を支持した証拠と読むことはできない。会見で語られたのは、主に**皇族が担う役割**についてだ。皇位継承制度への賛否を、佳子さまの行事欠席から推し量ることも難しい。今後の焦点は、皇族本人の意向に関わる制度をどう説明し、議論していくかだろう。
「お忍び」での出会いは横浜訓盲学院訪問へ
佳子さまの活動をめぐっては、別のエピソードも報じられた。文春によると、2025年11月、デフリンピック関連イベント「みるTech」を私的に訪問。出展していたハートウエアラボ代表の米山爾氏は、マスク姿の佳子さまと気づかずに長く話し、翌日も来場した佳子さまが盲ろうの高校生と触手話で交流されたと証言している。
会場での会話の長さなどは米山氏の証言に基づく。一方、佳子さまが2026年5月と7月に横浜訓盲学院を訪問されたこと、7月には生徒と触手話でも交流されたことは宮内庁が公表している。私的な出会いをきっかけに訪問を希望したとの報道もあるが、それだけで「学院に公務を設定させた」とは言えない。
秋篠宮さまと悠仁さまの岩手訪問は私的だった?
9月13~14日の宮城・岩手訪問については、宮内庁によると、お二人の意向による**私的な訪問**だったと報じられている。宮内庁が公表した日程には、気仙沼市の震災遺構・伝承館と魚市場、岩手県陸前高田市の**ニッスイ気仙川養魚場**、済生会陸前高田診療所が載っている。養魚場の視察は公表された訪問先の一つだ。
では、「高田松原津波復興祈念公園で供花した」という報道は誤りなのか。宮内庁の掲載日程に公園の記載はない。ただ、時事通信などは、公園で供花・拝礼し、「奇跡の一本松」を見たと具体的に報じている。**日程に載っていないことだけを根拠に、供花はなかった、報道は虚偽だったとは結論づけられない。**確認できる食い違いは、公表日程の記載範囲と報道内容の間にある。
佳子さまは「秋篠宮家の救世主」になるのか
文春は、佳子さまがかつて紀子さまと衝突し、皇室を出たい思いを姉の眞子さんに話していたと関係者の証言を基に報じた。学生時代の交際に関する話も紹介する一方、現在は結婚を急いでいる印象を受けないという関係者の見方を伝えている。いずれも私生活に関する報道であり、現在の結婚の意向や皇室制度への立場を確定する材料ではない。
佳子さまは、ジェンダー平等や女性が進路を選ぶ際の社会的な雰囲気について発信してきた。9月には日本伝統工芸展で、自ら選考に関わった総裁賞の作品を鑑賞。青い装いを繰り返し着用していることもファッション記事で話題になった。ただ、服の色や作品への短い感想から、政治的な意思や活動の深さを測ることはできない。
今回、確認できたのは、佳子さまが一つの行事を連続して欠席したこと、別の手話関連行事には出席し、横浜訓盲学院にも訪問したこと。そして秋篠宮さまと悠仁さまが、私的な岩手訪問でニッスイの養魚場を視察したことだ。欠席の理由や皇位継承への考えを知るには、本人の発言や宮内庁からの説明を待つ必要がある。


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