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高市首相の皇室典範改正に「トリプル憲法違反」と批判拡大 小林よしのり氏は提訴表明、報道特集やワイドスクランブルでも旧宮家養子案に疑問

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皇室典範改正をめぐる議論が急速に熱を帯びています。

政府・与党が進める「旧宮家の男系男子を養子として皇族に迎える案」を中心とした改正方針に対し、漫画家・評論家の小林よしのり氏が「憲法違反なら提訴する」と明言したことが話題となっています。

さらに、TBS「報道特集」やテレビ朝日「ワイド!スクランブル」などでも旧宮家養子案や男系継承のあり方が取り上げられ、これまで専門家の間で議論されてきたテーマが一般にも広く知られるようになりました。

一方で、政府は今国会で皇室典範改正を優先課題として進める姿勢を示しており、今後も大きな政治テーマとなる可能性があります。

皇室典範改正で何が変わるのか

今回議論されている改正案では、大きく二つの柱があります。

* 女性皇族が結婚後も皇族の身分を保持できる制度
* 旧宮家の男系男子を養子として皇族に迎える制度

特に注目されているのが旧宮家養子案です。

現在の皇室典範では養子縁組は禁止されていますが、この制度では例外として旧宮家の男系男子に限り養子入りを認める内容が検討されています。

政府側は皇族数の確保を目的と説明していますが、これに対して賛否が大きく分かれています。

小林よしのり氏「憲法違反なら提訴する」

小林よしのり氏はテレビ朝日の「ワイド!スクランブル」に出演し、旧宮家養子案について強く批判しました。

同氏は、特定の家柄だけを対象とする制度は、日本国憲法第14条が定める「門地による差別の禁止」に抵触する可能性があるとの見解を示しました。

そして、

「もしこの制度が成立したら提訴する」

と明言したことで、大きな反響を呼んでいます。

テレビ番組で現行の法案に対し違憲訴訟を予告する発言は珍しく、SNSでも大きな話題となりました。

「トリプル憲法違反」との批判とは

今回の皇室典範改正については、一部の評論家や識者から「トリプル憲法違反」との主張も出ています。

主な論点として挙げられているのは次の3点です。

① 憲法14条「門地による差別」

旧宮家という特定の家柄のみを養子対象とすることは、「門地による差別」に当たる可能性があるとの指摘があります。

 ② 女性皇族の家族の扱い

女性皇族は結婚後も身分保持を認める一方で、配偶者や子どもは皇族とならない制度案について、「家族内で身分が分かれる制度になる」と疑問視する声があります。

 ③ 憲法第1条との関係

憲法第1条は天皇の地位について「国民の総意に基づく」と定めています。

女性天皇を支持する世論調査が多数存在する中で、女性・女系天皇を制度上の選択肢から外したまま議論が進むことについて、「国民意識との乖離がある」と指摘する意見もあります。

もっとも、これらはあくまで一部の憲法学者や評論家による見解であり、改正案が直ちに違憲と確定しているわけではありません。

古賀茂明氏も政治的背景を指摘

政治経済評論家の古賀茂明氏も、この皇室典範改正について独自の見解を示しています。

古賀氏は、高市首相が皇室典範改正を進める背景には、自民党内の力学や麻生太郎氏との関係が影響しているのではないかとの趣旨の論考を発表しました。

こうした見方については賛否がありますが、皇室制度だけではなく、自民党内の政治状況も含めて議論されていることが今回の特徴といえます。

報道特集やワイド!スクランブルでも議論が拡大

これまで皇室制度はテレビで深く扱われる機会が多くありませんでした。

しかし最近では、「報道特集」や「ワイド!スクランブル」でも皇室典範改正が取り上げられています。

番組では、歴史学者の河西秀哉教授が、日本古代には男系一辺倒ではなく双系的な考え方も存在したことを紹介。

また、「女性天皇は中継ぎにすぎない」という従来の説明についても、近年の歴史研究ではさまざまな見解が示されていることが解説されました。

こうしたテレビ報道によって、これまで専門家中心だった議論が一般層にも広がりつつあります。

女性天皇への支持と世論の動向

各種世論調査では、女性天皇を認めることに賛成する回答が多数を占める傾向が続いています。

一方で、旧宮家養子案については、

* 内容がよく分からない
* 判断できない
* 慎重に議論すべき

という回答も多く、制度そのものへの理解は十分に浸透しているとは言えません。

今後、テレビ報道や国会審議が進むことで、世論がどのように変化するかも注目されています。

三笠宮家をめぐる動きにも関心

皇室典範改正の議論とあわせて、三笠宮家の体制変更にも関心が集まっています。

一部では、この動きと将来的な旧宮家養子案との関連を推測する声もありますが、現時点で政府がそのような方針を公式に示した事実は確認されていません。

そのため、現段階では推測と事実を区別して見ていく必要があります。

今後の焦点

政府・与党は今国会で皇室典範改正を進める方針を示しています。

一方で、

* 小林よしのり氏による提訴表明
* メディア報道の拡大
* 女性天皇を支持する世論
* 憲法との整合性を巡る議論

など、国会の外でも議論はさらに活発になっています。

皇室制度は日本の象徴天皇制の根幹に関わるテーマであり、制度改正には幅広い国民的理解が求められるとの声も少なくありません。

今後は国会審議だけでなく、司法判断や世論の動向も含め、この問題がどのように展開していくのか注目されます。

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